【倉敷市】モダンで高級感あふれる増築リノベーション
DATA
- 所在地:倉敷市
工事:3ヶ月
家族構成:
夫婦・子3人
施工面積:
109.3㎡(約33坪)
築年数:約42年
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■無窓のリビングに明るさを・・・
ダイニング側には大きな掃き出しを設けていますが、リビングの南側へ玄関を配置したことから、日中の明るさを確保し、開放感のある空間にしたいというご家族の想いに答え、上部は吹き抜けにし、天窓を採用しました。平屋ならではのご提案。天窓により、自然の光がしっかりと入ってくる心地の良い空間に仕上がりました。 -
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■二世帯住宅を考慮して東から南へ移動した玄関
元々、母屋の一番東にあった玄関。横長の敷地の為、12年前に母屋の西側に増築した部屋へ行くためには、母屋の端から端まで通っていく間取りになっていました。高齢化する両親が部屋に行きやすいように、またご家族のプライベートも考慮して、各部屋を横断する必要がないように玄関の位置を家の中心に変更しました。
外観は以前の雰囲気を払拭。ご夫婦好みのブラックで統一されたスタイリッシュな装いにしました。 -
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■奥様こだわりの広々キッチン
構造上キッチン前の柱は取らず、料理好きの奥様の「お子様と一緒に料理ができるように少しでも天板を広くしたい」という想いに答えるため、LIXILの構造壁対応ペニンシュラ型のキッチンを提案しました。 -
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■念願の対面キッチン
リビングに背を向けて料理をしていた奥様はお子様やご家族の様子がよく分かる念願の対面キッチンを採用。広々としたリビングやダイニングも見渡せ、料理をする人もリビングにいる人もお互いが近くに感じられる空間になりました。 -
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■キッチン収納
以前のキッチンのように、壁側に設置されたキッチンで困るのは食器棚の配置。
対面キッチンが流行っている理由の一つには、対面キッチンにした事で背面の壁が全て活用出来るというメリットもあります。今回はあえて背の高い収納は置かず、キャビネットタイプを設置した事で壁面がすっきりとして、より広く見えます。また、コストを抑える為、御施主様に市販品をご購入頂きました。 -
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■大理石調の床で高級感を演出
白を基調とした明るく、清潔感あふれるLDKは、居間と和室をつなげて約24帖に。床は奥様お気に入りの大理石調のフロアで、純和風の室内のイメージがダークグレーをアクセントに白で統一された明るくスタイリッシュなLDKにイメージチェンジしました。 -
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■脱衣所や洗面台のない不便な空間を快適に
以前のリフォームでは浴室だけを増築されていた為、脱衣室や洗濯機置き場、洗面所という空間がなくとても不便だったそう。今回のリノベーションでは浴室を更に北側へ増築することで、洗濯機と2台の洗面台を横並びで設置できる、ゆったりとした洗面脱衣室を設けました。女の子が多いご家族にとって朝の支度ラッシュの時間も狭くてイライラするということはなく、朝の支度がスムーズにできるようになりました。 -
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■主寝室
元々はご両親の寝室だったお部屋。広さはそのままで床や天井など全体的なトーンを抑え、大人の雰囲気が漂うホテルのような落ち着いた空間にしました。 -
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■明るい廊下
廊下は家の中央にある事が多く、暗くなりがちです。他の部屋と同様に建材は白色で統一し、LDKに続く扉を上から下までフロストガラスが入ったデザインにすることで、LDKの光がより長く遠くまで届くようになります。 -
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■勝手口から新しい家族の玄関へ
元々は広縁横の勝手口だった部分を玄関にしました。白い空間に、玄関ドアの木目とブルーグリーンの玄関タイルが際立ちます。 -
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■大容量のWIC
主寝室北側のWICは元々玄関のあった場所。イビツな形を逆に利用することで、WICとしてプラン提案。ご夫婦の持ち物に合わせて、棚や服を掛けられるパイプをバランスよく設置し、使いやすい大容量の収納になりました。 -
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■大容量のWIC
壁紙は本来上から下に縦に貼っていきますが、柄が横向きに出るよう、横貼りにしたのもこだわり。よりご主人好みのデザインになりました。
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■使い勝手の良いリビング収納
リビングの北側は元々増築してあった部分。天井高が低い為、あえて全面大型収納として有効活用しました。普段よく使うモノやストック品、食料品、季節家電など、この一か所にほとんどの備品を収納できる場所となり奥様も大変喜ばれていました。
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■ディスプレイできる収納棚
お友達を呼んで、ワイワイするのが好きなA様。ダイニングの壁面にある棚は、最初は必要ないと思われていたそうですが、提案してもらって良かったと奥様。お気に入りのお酒を飾り、お友達が集まったときには、そこからお酒をサッと取れるようになっています。
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■奥様お気に入りのペンダント照明
シンプルで上品なペンダントライトは奥様のお気に入り。ピンクゴールドのソケット部分がとてもオシャレで高級感を演出してくれます。※KOIZUMI・・・AP45320L
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■南側の子供部屋は将来的に間仕切れるように
今は2部屋をつなげて使い、3人分の勉強机や収納棚を置いていますが、将来的には部屋を仕切れるように設計しています。限られた空間で3部屋を確保する為、仕切ると一部屋の広さは3.6帖とコンパクトですが、平屋である事を活かし、少しでも広く使えるように勾配天井にしてロフトをつくりました。
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■子供達のプライベート空間
構造上、あまり天井の高さや幅を広げる事が難しかったロフトですが、子供達の大好きな空間となりました。逆に狭さが落ち着くのか、今は3人共ここで寝ているそうです。
これから年齢を重ねていけば、将来使いにくくなる事がデメリットのロフトですが、瞬く間に成長していくお子様達の笑顔を、より多く見られる事がメリットなのだと思います。
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■新しい玄関
外観はブラックで統一し、あえて玄関ドアに木目を持ってくることで、モダンな外観に。
※LIXIL・・・ジエスタP12型アイリッシュパイン(タッチキー付)
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■工事中1
今回は、全面リノベーションという事で柱や梁等の構造材以外は外壁や屋根も含めて全て撤去しました。
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■工事中2
間口が広い部分には補強の為、既存の梁と抱き合わせる形で新たな梁を取付けました。間口が広くなればなるほど、木の梁を使用すると、どうしても梁背(梁の高さ)が大きくなってしまいます。その場合、天井の高さが低くなってしまう為、今回は梁背を低くできる鉄骨梁を使用しました。
間取り
BEFORE
AFTER
COMMENT
どの会社へ行ってもリノベーションをするには手続きが複雑で、難しいと言われていたA様。リノベーションを諦めるか悩んでいた時に、以前弊社でリノベーションをして頂いたK様を通してご紹介頂き、ご相談されました。家の広さや解体の予算等を話し合い、提案した間取りに感動され、工事をさせていただくことになりました。
工事は一部増築を含むものになりましたが、約6帖という必要最小限の増築で、3DKの間取りから4LDKへ変更し、家族それぞれの部屋や開放感のあるLDK、ゆったりとした洗面脱衣室を確保することができました。