【倉敷市】築52年の住まいを快適さが続く終の棲家に
DATA
- 【構造】木造二階建
【築年数】52年
【家族構成】おふたり
【所在地】倉敷市
- 【施工面積】85.65㎡(約26坪)
【工期】約3.5ヶ月
【費用】約1,200万円(2階工事費を含む)
【完工】2024年
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間仕切り壁を取り払いキッチンの向きを変えました。開放的なことに加え、大切に愛用されているピアノや好みのテイストで仕上げたインテリアが目に入ることで「部屋に癒されている」とキッチンに立つ時間を楽しまれているそうです。
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画像左手の壁を撤去しました。天井近くまで収納されていましたが、将来を考えて吊戸などの無い、”高いところに置かない収納”にしています。
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2台あった水屋に収納されていた食器類は収納力のある新たなキッチン『ノクト/LIXIL』へ。お施主様がキッチンに立たれた時、動線がコンパクトになるよう二列型を選択し、1歩で前後のカウンターに手が届くように間隔を調整し配列しています。
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元は壁付けでした。レンジフードとオーブン付きガスコンロは替えられたばかりでしたので、新たなキッチンに移設しています。
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食器以外のものを収納するパントリーをつくる為、扉だったところを塞ぎました。内部には奥行45㎝の可動棚があり、LDKで使うものが収納できています。ダイニングテーブルをご購入の際には店舗へご一緒させていただき、配置バランスの確認をしました。
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リビング奥の腰窓を掃き出し窓に替えたことで、ソファから庭で遊ぶお孫さんの様子がよく見えると、リビングでの過ごし方に楽しみが一つ増えたご様子。
お気に入りの『ウイリアムモリス(いちご泥棒)』のカーテンでより一層、かわいらしくも上品なインテリアが完成しました。 -
異なるカーテン取り付け位置を揃えるべく、画像奥側の窓に天井付けのカーテンBOXを新設しました。カーテンの取付け位置が揃い天井高が強調されます。
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52年前の新築当時からリビングに灯るシャンデリアを慎重に水洗いし、電球はLEDに交換。天井の下地を補強し再び定位置へ。
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窓際に置かれていたグランドピアノはキッチンからよく見える位置へ。そのため、リビングは半分を床補強しています。
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LDKの床を全撤去し基礎を補強。ピアノの脚がどこにくるのか分からないので大引きを増やし、厚さ28mmの構造用合板で施工しています。
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キッチン北側の基礎にクラック(ヒビ)が見つかり、コンクリート補強・補修剤『パワーアラスト』で内外を補修。コンクリートを新築時と同等もしくはそれ以上に回復させる効果を期待できます。
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横に入ったクラックは外へ貫通していました。
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出入り口に約5.3㎝の段差があり、タイルがひんやりとしていたトイレを老後にも使いやすい仕様に改修。手すりの取付位置や高さについてもケアマネジャーさんと相談の上、見直しました。
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段差の解消や手すりの取り付けには介護保険を利用する事ができますが、メリット・デメリットがあります。また各市町村の制度もありますので総合的にみてご提案しています。
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トイレの片開きドアを、引き戸感覚で操作できるスライディングドア(ウッドワン)に変え、少ない動作でスムーズに出入りできるようになりました。
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伝統的な和風の土壁であるジュラク壁だった玄関を「明るくしたい」とのことで、真壁(柱を見せて仕上げる壁)を活かして上から白いクロスを貼り和モダンに仕上げました。
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ジュラク壁は和室や茶室、料亭などで使用される土壁の一種です。経年によりポロポロと剥がれ落ちやすくなっていたため、クロスの張り替えとなりました。
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リビングの掃出し窓から見えるのは、お施主様が好む自然素材の「乱形石」をメインに構成した庭。タイルと違い、天然ならではの形と色で温かみある仕上がりになります。
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「更地になり広くスッキリとした。物干しをしながら癒される」と嬉しいお言葉。室内から眺められるよう花壇を配置し、植栽には虫がつきにくくお手入れしやすいオリーブやポップブッシュなどを選びました。
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「虫が苦手」で植栽のお手入れが大変だったという庭を、ご家族が楽しんでお手入れできる範囲に見直しました。
間取り
BEFORE
AFTER
COMMENT
お庭の現状に悩まれていたN様は庭の施工会社を探されアイムの庭へご依頼に。「床が沈む」とお住まいの状態を気にされていた頃に、アイムはリフォームもできると知りご依頼いただきました。リフォームも庭もスタッフからの「提案が想像以上」と、数社ご検討された中からアイムを選んでくださった経緯をお話くださいました。
家事をしやすく老後になっても暮らしやすいようにと間取り変更など実用性を改善するほか、工事中にヒビが見つかった基礎の補強や外壁塗装など建物の改修を行いました。また、この先も安心・安全な暮らしのために「今できることをやっておきたい」とご希望され、介護保険を活用してバリアフリーに改修しました。
リフォーム前はお仕事中心の生活だったそうですが、完成後は「綺麗さをキープしたい」とこまめに掃除をされ、家事については「大変さが楽しい」、そして「部屋に癒されている」と仰る笑顔が印象的でした。